企画展画像

上:銅造阿弥陀三尊懸仏(古尾谷八幡神社蔵、埼玉県指定有形文化財)
下:絹本着色酒飯論絵巻 模本(群馬県立歴史博物館蔵)

企画展 ※終了しました
武蔵武士の食と信仰 -食べて 祈って 戦って-

2024年1月13日(土)~3月3日(日)

歴史上の偉人から庶民に至るまで、いにしえに生きた人びとにも、現代に生きる私たちと同じように“食の営み”がありました。
そして中世の武蔵武士たちにとっても、戦や鍛錬に励みつつ所領を治める領主としての務めを果たすため、栄養に満ちた食生活を送ることは不可欠でした。
武蔵武士が何をどのように食べて生きたのか、どのようにして他の命を得て食物とする「罪」をあがなおうとしたのか-。武蔵武士の食の風景を紹介するとともに、その心に迫ります。
開催概要

会期

2024年1月13日(土)から3月3日(日)まで

開館時間

9時00分から16時30分まで(入館は16時00分まで)

休館日

毎週月曜日(ただし2月12日、2月26日は開館)

観覧料

一般:100円
学生・高校生:50円
中学生以下、障害者(付き添い1名まで)は無料

展示の見どころ
掘り出された食
県内の遺跡から出土した資料から、煮炊きに関する道具や食器、食材など、食に関するものを紹介します。
漆器(下田町遺跡)(埼玉県教育委員会蔵)

漆器(下田町遺跡)
(埼玉県教育委員会蔵)

食を得る
食材を得る手段として、狩猟や漁業、市での購入や領内からの貢納などがありました。それぞれの場面について、美術工芸品や古典籍から紹介します。
吾妻鏡-第九冊(建久四年〔一一九三〕三月二十五日)(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵)

吾妻鏡-第九冊(建久四年〔一一九三〕三月二十五日)
(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵)

犂先鋳型(金井遺跡B区)

犂先鋳型(金井遺跡B区)

食の風景
鎌倉時代の料理に関する記録や、武士が“食事の時のお行儀”を記した家訓といった資料を展示します。また復元写真や絵画資料から、武士の食の風景を紹介します。
絹本着色酒飯論絵巻 模本(群馬県立歴史博物館蔵)

絹本着色酒飯論絵巻 模本
(群馬県立歴史博物館蔵)

世俗立要集(慶應義塾図書館蔵)

世俗立要集
(慶應義塾図書館蔵)

食と信仰
武士とは、合戦に赴いて殺生することを生業としていました。さらに食においても、肉や魚の命を得ていました。鎌倉時代の武蔵武士たちが殺生という「罪」をどのようにあがなおうとしたのか、仏教や神道といった信仰の側面からひも解いていきます。
吾妻鏡-第九冊(建久四年〔一一九三〕三月二十五日)(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵)

銅造阿弥陀三尊像懸仏
(古尾谷神社蔵 埼玉県指定文化財)

極楽寺殿御消息(国立歴史民俗博物館蔵)

極楽寺殿御消息
(国立歴史民俗博物館蔵)

関連事業
学芸員による展示紹介

担当学芸員が展示の概要や見どころ、注目資料などを紹介します(展示室内での解説は行いません)。

日時

1月13日(土)、28日(日)、2月11日(日)、24日(土)※、3月3日
いずれも13時30分から14時00分まで※2月24日(土)のみ14時30分まで

会場

当館「講座室」

人数

30名

申込

当日先着順

参加費

無料(展示をご覧になる場合は、別途観覧料が必要です)

その他

2月24日(土)は特別解説「企画展への道のり-考えて 悩んで 調査して-」を行います。

図録・関連グッズ
「武蔵武士の食と信仰-食べて 祈って 戦って-」図録表紙

図録 300円

サイズ:A4、ページ数:32
※令和6年1月13日から販売【販売中】

御城印画像

御城印 200円

サイズ:A6
※令和6年1月13日から令和6年3月3日まで販売【売り切れ】

クリアファイル画像

クリアファイル 200円

サイズ:A4
※令和6年1月20日から販売【販売中】
※画像はイメージです。

チラシデータ等