平成29年度 武蔵武士とその本拠

企画展「武蔵武士とその本拠」 

会  期:平成29年12月2日(土)~平成30年2月18日(日)

休  館  日:月曜日(12月4日、1月8日、2月12日祝日は開館)、年末・年始

開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)

観  覧  料:一般100円、高校生・学生50円

開催趣旨:今回の企画展は、平安時代末期の源平合戦から鎌倉幕府の滅亡までの時期における、武蔵国出身の武士の実態を紹介するものです。畠山重忠をとおして武蔵武士の活躍の一端を、屏風絵などから当時の合戦は騎乗兵による弓合戦が主軸であったことを明らかにします。また、武士の拠点であった館跡の出土品や遺構から当時の武士の生活を、経塚出土品や板碑をとおして武士の信仰を検証します。

 

【関連印刷物】
 企画展示図録(カラー32ページ)

【関連事業】

1 企画展関連講演会「中世武士の本拠と本領 ―武蔵熊谷氏を中心に―」 終了しました

 日時 12月23日(土・祝) 13:45~15:30

 講師 高橋 修 氏(茨城大学人文社会科学部教授)

2 シンポジウム「武蔵武士とその本拠」 終了しました

 期日 平成30年1月27日(土)~28日(日) 全2日

 基調講演 高橋一樹 氏(武蔵大学人文学部教授)

 報告 渡邊浩貴 氏 池谷初恵 氏 深澤靖幸 氏
 コーディネーター 落合義明 氏(山形大学地域教育文化学部准教授)

            水口由紀子 氏(埼玉県立歴史と民俗の博物館)

 
《展示内容》
1 武蔵武士の活躍
(1)武士の鑑・畠山重忠
(2)源平・奥州合戦における活躍
コラム 武芸鍛錬《騎射三物:流鏑馬・笠懸・犬追物》
(3)武蔵武士の系譜
(4)六条八幡宮造営注文にみる武蔵武士

2 武蔵武士の本拠
武士の本拠の系譜
(1)中条氏関連遺跡群
(2)下田町遺跡
(3)安保氏館跡
(4)手づくねかわらけと武士の本拠
コラム 地名から武士の本拠を探る

3 出土資料からみた中世の供養
経塚の造営
(1)平沢寺経塚
(2)中山白山神社経塚
(3)宮戸薬師堂山経塚
(4)金蔵院宝篋印塔

4 武蔵武士ゆかりの板碑
板碑の造立
(1)丹党加治氏の板碑
(2)児玉党浅羽氏・小代氏の板碑
(3)藤原氏、その他の板碑

《展示資料》
【主な展示資料】 
 伝畠山重忠奉納 赤糸威大鎧〈複製〉 (埼玉県立歴史と民俗の博物館)

 平家物語図屏風《一の谷合戦・屋島合戦》 (馬の博物館蔵)

 武蔵七党系図 (埼玉県立歴史と民俗の博物館)

 六条八幡宮造営注文 (国立歴史民俗博物館蔵) 

 安保氏館跡出土品(上里町教育委員会)

 都指定 中山白山神社経塚出土品(八王子市教育委員会)

 県指定 金剛院宝篋印塔(伝大串次郎墓)下出土四耳壺(吉見町教育委員会)

 弘安四年銘阿弥陀一尊種子板碑(小代重俊銘)拓本(当館)

 

県指定 鋳銅経筒(嵐山町平沢寺) 徳治二年銘大日種子板碑(浅羽小太夫道行成銘)拓本(当館)