ご好評をいただき、ありがとうございました。
令和3年度 企画展「実相 忍びの者」は終了しました。
(過去の企画展示はこちら)
開催期間
令和3年8月7日(土)~9月20日(月・祝) ※毎週月曜日は休館(ただし8月9日、9月20日は開館)
観覧料
一般:100円 学生・高校生:50円 中学生以下・障害者(付き添い1名まで)は無料
開催概要
小説やアニメなど、現代において世界的にポピュラーな題材となっている「忍者」。そのルーツには、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した「忍び」の存在があります。
「忍び」は武家社会の象徴のひとつであり、戦国時代の軍事を理解するためには欠かせない要素でありながら、その実像はこれまで謎に包まれていました。本企画展では、戦国の忍びの活動を記録した生の史料や、忍びが用いた「忍器」と考えられる考古資料を展示し、「忍び」の真の姿に迫ります。
当館が開催してきた企画展 戦国三部作のラストを飾る、戦国ファン・忍者ファン必見の企画展です。
展示構成
(1)姿を現した「忍者」たち
現代のアニメや漫画、昭和の特撮に登場する忍者から、大正時代の忍び小説まで、現代における「忍者・忍び」のイメージがどのように形作られたのかを解説します。
(2)忍びの自画像
江戸時代は、「忍び」が創作のモチーフとして文学作品に取り上げられる一方で、幕府や大名に仕官する「忍び」が実在する時代でもありました。
当時の庶民が「忍び」に対して抱いていたイメージを文学作品の中から探りつつ、「忍び」自身が記した史料と実際の「忍器」から江戸時代の忍びの実態に迫ります。
(3)忍びの真実をあばく
「忍び」の存在は戦国時代にまでさかのぼります。乱世において、忍びたちは特殊な戦闘技能を駆使し、様々な戦功を立てました。
葛西城(現東京都葛飾区)と羽生城(現埼玉県羽生市)をめぐる戦いの中で活躍した北条・上杉配下の忍びの実態を、実際の記録から明らかにします。
(4)忍びの足跡
忍びたちは手裏剣や鉤縄といった、通常の武器や道具とは一線を画した特有の「忍器」を用いました。
現存する忍器は、その時代性や真贋が疑われてきましたが、今回、戦国時代の城跡の発掘調査で出土した遺物など考古資料の中に、戦国時代の「忍器」と考えられるものを複数発見しました。それらは、現存する江戸時代の忍器「手裏剣」や「撒菱」と機能や構造が共通するもので、忍器のルーツにあたるものです。はじめて発見した戦国の忍器とみられる特殊武器群を公に問います。
関連事業
・博物館セミナー「戦国時代の忍びを考える—武蔵国での戦いをめぐって—」
新型コロナウィルス感染拡大防止に関する注意事項
※ご利用いただく全ての方に安心していただけるよう、ご協力をお願いいたします。
<入館前>
・37.5度以上の発熱や、風邪症状のある方のご入館はご遠慮ください。
・大人数でのご来館はお控えください。
< 入館時>
・マスク着用のご協力をお願いいたします。
・手指消毒にご協力をお願いいたします。
・入口で検温のうえ、入館者カードにお名前・連絡先をご記入ください。
※ 入館者カードにご記入いただいた内容は、必要に応じて保健所等へ提供する場合があります。入館者カードは一定期間保管したのち、裁断廃棄いたします。
・館内では、会話はお控えいただき、他の方と十分な間隔を空けてご観覧ください。
・館内の椅子、コインロッカーなど一部の施設の利用を制限しております。
・滞在時間は1時間以内を目安としてください。
・展示室内の滞在人数の制限を行っております。入室までお時間を頂く場合がございます。