企画展「中世黎明ー時代を変えた武士と民衆ー」
【会 期】平成27年12月5日(土)~平成28年2月21日(日)企画展「中世黎明」ちらし
【開館時間】9時~16時30分(入館は16時まで)
【休 館 日】毎週月曜日(ただし、1月11日は祝日のため開館します)
年末・年始(12月28日(月)~1月3日(土))
【観 覧 料】一般100円、高校生・学生50円
(20名以上の団体の場合は 一般60円、高校生・学生30円)
中学生以下の方及び障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)は無料
【開催の趣旨】
古代末期の混沌とした社会は、貴族や大きな寺社のあくなき開発意欲と、そうした権力と結びついたことで力を得た人々により、しだいに中世という新たな時代へと変わっていきました。それは、10世紀の将門の乱から源平の争乱があった12世紀中頃のことといわれています。
このような時代の変化に注目しながら、あらためて遺跡や出土した遺物を見てみると、今まで気がつかなかった新たな遺跡や遺物に対する解釈や情景が浮かんできます。
今回の企画展では、新たな知見に注意を払いながら古代と中世の集落遺跡や屋敷跡から出土した資料などからその変化を明らかにしていきます。
また、県内で初めて源頼朝と息子の頼家の文書を揃って展示します。是非、この機会に御覧ください。
展示構成
プロローグ 中世のはじまりとは
古代から中世への変化について、パネルで分かりやすく解説します。
Ⅰ 中世前夜
9世紀~11世紀にかけて律令体制が崩壊し、地域社会が混乱していく様子と、混乱の中から新たな秩序が芽生えていく過程を展示します。
Ⅱ 中世の始まり-武士団の形成-
武士発生の実像について、遺跡や文献資料をもとに「屋敷」「宗教」「生産と流通」「武士団の形成」をキーワードに明らかにします。
Ⅲ 地方の発展と武家政権の都鎌倉
地域開発の拠点であった武士の屋敷が、しだいに宿や津などの機能を備え地域の中心へと発展する様子や、武家政権の都として都市化する鎌倉の姿を紹介します。
エピローグ 中世成立期の権力
古代末期の混乱の中で新たに力をつけた「武家、寺家、公家」が中世社会の支配者となったことを展示します。
関連印刷物
企画展示図録(カラー 36ページ)400円
関連事業
・企画展「中世黎明」関連講演会
題名:「将門の乱と古代末期の関東」
日時:平成28年1月15日(金) 14時~15時30分
講師:川尻秋生氏(早稲田大学文学学術院教授)
会場:独立行政法人 国立女性教育会館 講堂
・シンポジウム「検証!古代から中世-東国の視点から-」
日時:平成28年1月31日(日) 10時~16時
会場:独立行政法人 国立女性教育会館 講堂
・学芸員による展示解説
12月5日(土)・23日(水)・26日(土)、1月23日(土)、2月13日(土)
午前11時~12時