中世の災難 合戦と災害
会期:平成24年12月8日(土)~平成25年2月24日(日)
休館日:月曜日(但し、1月14日、2月11日は開館)
年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)
観覧料:一般100円、高校生・学生50円
(20名以上の団体の場合は、一般60円、高校生・学生30円
中学生以下の方・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料
開催趣旨
中世は合戦による戦乱と、地震・噴火・洪水・干ばつなどの自然災害にみまわれた時代でした。武士が華々しく活躍するイメージが強い中世ですが、同時代に生きていた歴史に名を残すことがなかった人々は、これらの様々な災難をどのように生き抜いていたのでしょうか。
今回の企画展では、合戦の影響や様々な自然災害の歴史と、そこからの復興について絵画資料や古文書、出土品等の歴史資料を展示し、中世の災難と復興について考えようとするものです。
展示構成
1 合戦
主な展示資料:紙本着色一の谷・宇治川合戦図屏風、太平記絵巻、鉄錆地本小札紺糸毛引威二枚胴具足(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵)など
2 噴火・地震
主な展示資料:火山灰で埋まった土器、火山灰の下から見つかった人足痕(群馬県教育委員会蔵)など
3 災いの痕跡
主な展示資料:火災により溶けた鎌倉時代の梵鐘(無量寿寺蔵)、火縄銃の射撃実験の弾穴が残る鎧(板橋区立郷土資料館蔵)、弾穴痕のある鰐口(浄蓮寺蔵・東秩父村指定)など
コラム 伝えられた武具
主な展示資料:藍革威腹巻(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵)など
4 洪水
主な展示資料:洪水により埋まった中世墓地出土の板碑(埼玉県教育委員会蔵)など
5 復興
主な展示資料:野本八幡神社の絵馬(野本八幡神社蔵・東松山市指定)など
関連印刷物
企画展示図録(カラー 32ページ) 400円 完売いたしました。
関連事業
(1)ロビー展示「東日本大震災と文化財」写真展
会期:平成24年12月8日(土)~平成25年2月24日(日)
(2)学芸員による展示ガイドツアー
期日:平成24年12月23日(日)、平成25年1月13日(日)、2月10日(日)
各回とも11時から約1時間
定員:なし
事前申し込みは不要です。当日、11時までに展示室受付前にお越しください。
(3)ワークショップ「鎌倉時代の人に変身!」
鎌倉時代の人々が着ていた小袿(こうちぎ)・直垂などの着用体験
(身長が140cm~170cm位までの方)
期日:平成25年1月19日(土)10時~15時(30分単位で8回)
定員:各回2~3名
会場:当館(嵐山史跡の博物館)
申し込み方法:平成25年1月4日(金)9時から電話(0493-62-5896)受け付け(申し込み先着順)
(4)シンポジウム 災害からみた中世社会
期日:平成25年2月2日(土)・同3日(日) 全2日