令和2年度企画展「戦国の比企 境目の城」

企画展「戦国の比企 境目の城」

令和2年12月5日(土)~令和3年2月14日(日)開催


 戦国時代の比企地域は、相対する諸勢力の「境目」に位置することが多く、多数の城郭が築かれました。

今回の企画展では「国指定史跡 比企城館跡群」の菅谷館跡・杉山城跡・小倉城跡・松山城跡の4城跡を中心に、戦国時代の城の役割や構造、比企地域の城跡見学の参考となる情報などをご覧いただきます。

1:名称 

企画展「戦国の比企 境目の城」

2:日程

・会    期:令和2年12月5日(土曜日)から令和3年2月14日(日曜日)まで

・開館時間:9時00分~16時30分(入館は16時00分まで)

・休館日:月曜日(ただし、1月11日、2月8日は開館)・ 年末年始(12月29日~1月3日)

3:会場

県立嵐山史跡の博物館(比企郡嵐山町菅谷757)

4:観覧料

一般100円、高校生・学生50円(団体20名以上60円、高校生・学生30円)

 ※中学生以下の方、障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名まで)は無料

5:総展示資料数

96点

6: 主な展示内容

(1)比企の戦国時代と城郭

古河公方足利氏と関東管領上杉氏を中心に抗争があった戦国時代前期、小田原北条氏・越後上杉氏の攻防と豊臣秀吉の小田原征伐があった戦国時代後期をまず紹介します。この時代背景のもと、比企地域にどのように城郭が築かれていたのか明らかにします。

(2)国指定史跡 比企城館跡群

菅谷館跡・杉山城跡・小倉城跡・松山城跡は、保存状態が非常に良好で、北武蔵(埼玉県域)の戦国時代の歴史や城郭の特徴をよく残す遺跡として、平成20年(2008)3月に、「比企城館跡群」として、国の史跡に指定されました。

菅谷館跡は鎌倉時代初頭に活躍した武士の館跡が戦国時代に拡張整備され城郭になったといわれてきたこと、杉山城跡は戦国山城の最高傑作のひとつとして高い評価を得た城郭であること、小倉城跡は関東では珍しい石積みのある中世城郭であること、松山城跡は絶えず戦場になった城郭であることが、指定の理由でした。

 <主な展示資料>  

菅谷館跡から出土した彩色された板碑(当館蔵)

杉山城跡に関する古文書の写本(福井県小浜市教育委員会蔵)

杉山城跡の麓の家に伝えられていた戦国時代の甲冑(個人蔵・当館寄託品)

松山城跡から発掘した鉄炮(火縄銃)の玉(吉見町教育委員会蔵)

(3)幹線道路沿いに築かれた城郭

城というと、支配者である武士の住居場所と考えがちですが、戦国時代の城郭は、戦の際に、敵からの攻撃を防御する拠点、または前線基地として構築されたものでした。このため、城は自然地形を巧みに利用した要害の地に築かれました。

また城は、地域を傘下に置くため、人々の往来や物品の輸送を監視する目的で主要街道など交通や運輸の拠点、宿場を臨むことができる場所に築かれました。

<主な展示資料 >

青鳥城跡から出土した馬の歯(当館蔵)

 越畑城跡から出土した渡来銭(北宋銭)(当館蔵)

関連刊行物:企画展「戦国の比企 境目の城」展示解説図録

同時開催:ロビー展 比企城館跡群展

(下 企画展「戦国の比企 境目の城」チラシ裏面)

 

新型コロナウィルス感染拡大防止に関して

1 感染防止対策として、展示室の一部にご覧いただけない箇所があります。また、映像コーナーと学習コーナーは当面の間ご利用を停止しております。

2 館内の椅子、コインロッカーなど施設の一部を利用制限させていただきます。

3 大人数でのご来館はお控えください。

4 駐車台数に限りがありますので、ご了承願います。

 

 ご入 館 に あ た っ て の 注 意 事 項

※ご利用いただく全ての方に安心していただけるよう、ご協力をお願いいたします。

<入館前>  

・37.5度以上の発熱や、風邪症状のある方のご入館はご遠慮ください。

< 入館時>

・マスク着用のうえ、ご入館願います。

 ・正面入口左脇の「事務室入口」からご入館ください。

・検温のうえ、入館者カードにお名前・連絡先をご記入ください。

※ 入館者カードは、必要に応じて、保健所等の公的機関へ提供する場合があります。 保存期間終了後に裁断処理のうえ廃棄いたします。

・手指消毒を行ってください。

・館内では、会話をお控えいただき、他の方と、十分な間隔(概ね2メートル)を空けてご観覧ください。

・ご滞在時間は1時間以内を目安としてください。

 < 展示室>

・人数制限を行っております。入室にお待ちいただく場合がございます。             

 

 

 

 

    

令和元年度企画展「戦国大名は如何にして軍需を調達したか」

企画展「戦国大名は如何にして軍需を調達したか」 

令和元年11月30日(土)~令和2年2月16日(日)開催

おかげさまで好評のうちに終了しました。ご来場の皆様に厚くお礼申し上げます。

金箔押日輪紋白糸威二枚胴具足

百年以上にわたって日本全国に動乱が吹き荒れた戦国時代、人・物・食料・軍資金が消耗する中、戦国大名たちはどうやって多くの合戦を戦い抜くことができたのか。戦国時代最大の謎ともいえるこの問題を、当時の貴重な文献記録や伝世した刀剣・甲冑、発掘調査で出土した金製錬関係資料などを用いて探ります。
併せて、戦国時代の武器武具・軍需・産業などに詳しい研究者による企画展関連講演会・嵐山史跡の博物館セミナーを実施します。この機会に、是非、御鑑賞ください。


●企画展概要
1会期:令和元年11月30日(土)~令和2年2月16日(日)
・開館時間:9:00~16:30(観覧受付は、16:00まで)
・休館日:12月9日・16日・23日・29日~31日
     1月1日~3日・6日・20日・27日・2月3日・10日

2会場:県立嵐山史跡の博物館 展示室(嵐山町菅谷757)


3観覧料:一般 100円、高校生・学生50円(団体〈20名以上〉一般60円、高校生・学生30円)※中学生以下と障害者手帳を御提示の方(付添1名を含む)は無料

4関連事業
(1)企画展関連講演会 終了しました。
テーマ:戦国武将と甲冑―武装自弁とお貸具足―
講師:伊澤昭二氏(甲冑研究家)
日時:令和元年12月13日(金)13:45~15:30
定員:500人(応募多数の場合は抽選)
費用:100円
会場:国立女性教育会館・講堂(嵐山町菅谷728)
※詳しくは「催し物」の「企画展関連講演会」ページへ

(2)嵐山史跡の博物館セミナー
テーマ:戦国大名は如何にして軍需を調達したか
・基調講演:伊藤正義 氏(元鶴見大学教授)
「上杉謙信の関東侵攻―飢饉と徳政と越山―」
・事例報告1:盛本昌広 氏(中世史研究家)
「軍需物資の流通と確保ー鉄・鉛・塩硝・鉄製品を中心に」
・事例報告2:佐々木満 氏(武田氏館跡歴史館館長)
「戦国大名武田氏の産業と軍需―武田氏関連遺跡の調査成果から―」
日時:令和2年1月26日(日)10:00開演
定員:500人(応募多数の場合は抽選)
費用:500円
会場:国立女性教育会館 講堂(嵐山町菅谷728)
※詳しくは「催し物」の「セミナー・シンポジュウム」

(3)学芸員による展示解説
※本展を担当した学芸員が展示を解説します。
日時:令和元年12月8日(日)・15日(日)令和2年1月5日(日)・19日(土)・2月9日(日)・16日(日)
※時間はいずれも13:30~14:30
費用:入館料(一般100円、学生・高校生60円、中学生以下・障害者は無料)が必要です。
会場:当館展示室
申込:不要。当日展示室受付前にお集まりください。


5問い合わせ先
・県立嵐山史跡の博物館 学芸担当
・電話:0493-62-5896  FAX:0493-61-1060




 

 

 

 

 

過去の企画展

平30年度企画展

企画展「越山―上杉謙信侵攻と関東の城―」 終了しました 


【会期】
  
平成30年12月1日(土)~平成31年2月17日(日)
【開館時間】
  
9時~16時30分(観覧受付は16時まで)
【休館日】
  
12 月/10 日・17 日・29 日・30 日・31 日
  1月/1日・2日・3日・7日・21 日・28 日
  2月/4日
【観覧料】
  
一般100円、高校生・学生50円
  (20名以上の団体の場合は 一般60円、高校生・学生30円)
  中学生以下の方及び障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)は無料

  【開催趣旨】
 戦国時代後期の武将で越後の虎と謳われた上杉謙信は、関東管領として、厳冬の上越山脈を越えて毎年のように関東に侵攻し、この戦いを自ら「越山(えつざん)」と呼びました。本展では、武田信玄との戦いや領内の一向一揆の問題を抱えながらも、リスクを冒して関東の諸城を攻めた越山にかかわる戦(いくさ)の実態を、文献資料・考古資料から明らかにします。特に出土した武器・武具により、攻城戦の始まりから降伏・落城までを概観し、謙信の中世的な地域支配の性格を浮き彫りにします。
【展示構成】
1 謙信と越山

 上杉謙信の関東侵攻の記録を整理し、全体像を明らかにします。

 (1)上杉謙信にとっての越山の意味
 (2)越山の推移

 

2 戦国時代の戦(いくさ)の舞台―城とは何か―

 

 

 戦国武将が城の争奪に力を注いだ理由について、城の歴史的な成り立ちから解説します。

 (1)城とは何か―戦国期の城に先立つ要害―

 

 (2)戦国の城のイメージ実態

 

 (3)関東の城

 

 (4)人・物・情報が集まる場所「城」

 

3 上杉謙信の越山と城攻め

 

 具体的な記録が少ない上杉謙信が関わった攻城戦について、敵対した北条氏の状況を含め、発掘調査で出土した様々な武器・武具から検証します。
  (1)
銃砲撃と弓射で始まる攻城戦

 

 (2)打物戦と出土遺物

 

 (3)降伏と落城―焼けた城郭
  
銃撃・弓射の実態を探る
  
銃砲の姿を探る

 

 (4)略奪と出土遺物

 

4 関東の戦国時代と越山

 

 中世から近世への移り変わりの中で、越山を考えます。
5 城郭探訪
 展示で取り上げた城を紹介します。
  【主な展示資料】 

 栄俊筆松橋流血脈裏書(まつはしりゅうけちみゃくうらがき:東松山市指定文化財「正法寺中世文書」)/正法寺蔵
 短刀銘備州長船住景光(写)/埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵
 唐沢山城跡出土陶磁器・茶臼/佐野市教育委員会蔵
 深谷城跡出土塗り椀・櫛/深谷市教育委員会蔵
 石戸城跡出土懸仏・古瀬戸瓶子・大型木製燭台の針/北本市教育委員会蔵
 松山城跡出土銃弾/吉見町教育委員会蔵
 金山城跡出土砲弾・鉄鏃/太田市教育委員会蔵
 騎西城跡出土馬鎧部品・薙鎌・槍先・銃弾・刀装具/加須市教育委員会蔵

  【関連印刷物】
 企画展示図録(カラー本文48ページ) 展示室受付で販売中(400円)
 展示では説明しきれない越山の詳しい経緯、城の成り立ち、戦国後期の攻城戦の実態、戦国大名の動きなどを豊富なカラー写真を用いて解説しています。
関連事業】

 1 企画展関連講演会「上杉謙信の雪中越山

 

  日時 平成30年12月6日(木) 13:45~15:30

 

  会場 国立女性教育会館 講堂(嵐山町菅谷728)

 

  講師 簗瀬 大輔 氏 (群馬県立女子大学准教授)
  費用 一人100円
  ※くわしくは催し物の企画展関連講演会ページへ

 

 2 特別講演会「戦国武将と城郭」

 

  日時 平成31年1月27日(日)

 

  会場 国立女性教育会館 講堂(嵐山町菅谷728)

 

  講師 小和田哲男 氏 (静岡大学名誉教授/公益財団法人日本城郭教会理事長)
  費用 一人500円
  ※くわしくは催し物の特別講演会ページへ

 

 

 

 

 

 3 学芸員による展示解説

 

 

  日程 平成30129日(日)・16日(日)

 

      平成31113日(日)・26日(土)
            23日(日)・17日(日)

 

  時間 13時30分~14時30分

 

  申込方法 事前予約不要。実施日当日開始時刻に、展示室受付前に集合ください。観覧料がかります。

 

過去の企画展